中国、北朝鮮のミサイル発射に消極的な報道
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.09.15 16:48
中国政府は北朝鮮が15日明け方、中長距離ミサイルを発射したことに対してこの日正午の現在まで公式の立場を表明していない。これは北朝鮮の核実験挑発と違い、北朝鮮のミサイル試験発射に対しては過敏反応を自制してきた前例通りだ。中国外交部は午後の定例記者会見で記者から質問が出ると、これに対して答える形で北朝鮮のミサイル発射が安全保障理事会決議違反であることを指摘しながら「関係国家は緊張を高める行為を自制し、冷静さを維持してほしい」という内容の論評を発表するものと見られる。
中国メディアの報道も事実関係に偏って淡々とした雰囲気だ。国営新華通信は北朝鮮のミサイル発射以降、聯合ニュースと日本メディアを引用して北朝鮮がこの日午前6時57分、平壌市順安(ピョンヤンシ・スナン)一帯で日本の上空を経て北太平洋海上に弾道ミサイル1発を発射したと報じた。通信はこのミサイルが北海道の襟裳岬東側2000キロメートル地点に落ちたと伝えた。