【コラム】中国を見る韓国の本心(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.08.30 10:26
いま韓中修交25周年を迎えるわれわれの心情は錯雑そのものだ。中国はこれまで蓄積してきた韓中間の関係を感性的一方主義で一挙に傷つける愚を冒した。これは韓国民の胸にぬぐうことはできない傷を残した。韓中関係が一定距離以上狭めることはできない胎生的・価値的限界の中に閉じ込められているのではないかと考え無力さまで感じる。そしてわれわれはこれまでの努力にもかかわらず、中国の核心権力と隠密に疎通する中国式疎通の道を開くことができない限界を表わした。
特に経済報復と関連して両国とも世界貿易機関(WTO)加盟国で両国間のFTAと投資保障協定が発効中だが、その協定内部に確立されている紛争解決装置は作動することができなかった。さらに中国に事実上担保のように捕えられている韓国企業の未来が不安定で類似事態の再発防止対策は話も切り出せずにいる実情だ。この問題を解決してこそ真の「国らしい国」になるだろう。