「逃げるように選んだ日本行き、そこで出会った軍艦島…すべて運命」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.08.16 16:41
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小説家・韓水山氏は小説『軍艦島』に善良な日本人も登場させた。そのため、2009年に出版された日本語版『軍艦島』が「ナショナリズムを越えた」という日本言論の評価を受けて4万部が売れたという。
スクリーン寡占問題などで興行の勢いは削がれたものの、映画『軍艦島』は日帝強占期について改めて考えさせるきっかけを与えた。朝鮮人強制労役の実状に対する関心が高まった。原作小説を提供したわけではないが、映画の根幹には小説家韓水山(ハン・スサン)氏(71)がいる。韓氏は軍艦島を本格的に扱った全5巻の長編『カラス』(原題)を2003年に出版した。これを2巻に大幅改作した『軍艦島』を昨年出版し、この小説がスクリーンの想像力を刺激して映画が誕生した。韓氏は『カラス』以前までは大衆的なイメージが強かった。韓氏はどのようなきっかけで軍艦島を小説として書くことになったのだろうか。11日、韓氏に会った。
--どういったきっかけで小説『軍艦島』を書くことになったのか。