日帝侵略は無効、歴史知らずに慰安婦被害者が代理戦(3)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2017.07.31 13:14
◆大韓帝国本宮・徳寿宮、高宗の近代化計画を表している場所
ことし5月24日、徳寿宮(トクスグン)で大韓帝国宣言120周年を記念する李泰鎮教授の講演があった。主題は「徳寿宮、誰がなぜ作ったのか?」。大韓帝国の成立と背景、そして大韓帝国の皇宮としての徳寿宮の意味を明らかにする内容だった。250人余りの聴衆の中には徳寿宮(慶運宮)が大韓帝国の本宮であったことを知らない者も多かった。
徳寿宮は高宗の近代化計画をよく表している。それまでの宮殿が伝統的な君主南面説によって北側の山の下に配置されたものと比較すると、徳寿宮の配置は破格だった。ソン源(ソンウォン)殿と中和(チュンファ)殿を軸に、西には洋式建物、東には韓国式建物が配置された。伝統を継承しながらも東西文明の融合を通じて新しい文化を創造しようという意志が込められた設計だった。高宗はソウル都市改造事業も進めていたが、伝統的な構造を損なわずに西洋の最新放射形道路体系を大漢門の前に導入した。