126億円の平昌五輪スケート競技場、大会後は冷凍倉庫?(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.07.26 08:37
「2018年平昌(ピョンチャン)冬季オリンピック(五輪)が終われば、江陵(カンヌン)スピードスケート競技場を冷凍物流倉庫として使用したい」。
今年2月、物流団地造成会社はこのような内容の提案書を江原道(カンウォンド)に送った。事業費として総額1264億ウォン(約126億円)を投入した五輪施設に東海(トンヘ、日本名・日本海)産水産物を保管するというあきれる提案だった。ハプニングで終わったが、事後活用案がない五輪競技場の現実を克明に見せる場面だ。
平昌五輪開幕を約200日後に控えた18日、中央日報取材チームは江原道江陵市浦南洞(ポナムドン)にある江陵スピードスケート競技場を訪れた。地上2階・地下2階の競技場は400メートルのトラックに観客席が8000席。柱がない国内最大規模の競技場は華麗で堂々たる姿をしていた。ここで「スピードスケート女帝」イ・サンファ(28)が五輪スピードスケート女子500メートル種目で3連覇に挑戦する。しかし半月間の大会が終わればこの競技場は「白いゾウ(white elephant)」(大規模な費用が投入されたが使い道がない施設)に転落する可能性がある。