平昌冬季五輪委員長が辞任…深刻なスポンサー・収入問題も一因か
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.07.23 09:11
2018年平昌(ピョンチャン)冬季オリンピック(五輪)組織委員長の金振ソン(キム・ジンソン)氏が21日、辞任した。金委員長は同日、「冬季五輪の準備は折返し地点に来ている。いわゆる転換期的な状況」としながら「新しいリーダーシップと補強されたシステムによって組織委が今後の課題に対処していくのが望ましいとずっと考えてきた。これが今、退く理由」と明らかにした。金委員長は江原道(カンウォンド)知事時代から平昌五輪招致に奔走し、2011年10月からは組織委を導いた。昨年10月には再任に成功し、来年10月まで任期が残っていた。ある側近は「金委員長がやるべきことはすべてやったので退いたもの」とし、「金委員長は中央政府と江原道の間で気苦労が多かった。普段から次の世代の養成のためにも時が来たら退くと話していた」と伝えた。
しかし政界では金委員長の去就問題がすでに議論になっていた。青瓦台(チョンワデ、大統領府)を中心に「平昌五輪の準備が不十分だ」という指摘が続いたためだ。