世界「トップ5」をインドに渡した韓国の自動車産業、「コスパは良いがブランド戦略がない」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.07.10 09:07
韓国経済の柱の役割をする自動車産業に「赤信号」が灯った。生産量・販売台数など各種指標が減少傾向を免れなくなっている。中央日報紙は主な自動車経営専門家らを対象にアンケート調査を実施し韓国の自動車産業の現況を分析した。
質問に参加した専門家5人は1人残らず「現在の状況は危機」と認識した。国別自動車生産台数が根拠だ。韓国は2005年から11年間にわたり一度も完成車生産国順位「トップ5」の座を明け渡したことはなかった。だが昨年は422万8536台で6位となり販売台数が2015年より7%減り、インドが448万8965台で5位となり韓国を追い越した。
今年の状況はさらに悪化した。上半期の完成車5社の自動車生産台数216万2548台は2010年上半期以降で最も少ない。インドと韓国の1~3月期の生産量格差は20万台で前年同期の6万台から3倍に増えた。これに対しこの期間に7位のメキシコと格差は23万台から4万台といつひっくり返ってもおかしくないほど減った。