【取材日記】18秒に込められた慰安婦「真実」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.07.07 09:01
10代、または20代に見られる女性6人が壁にもたれて立っていた。縮み上がった表情と身振りが見えた。何かを恐れている目で見ている人もいた。軍服を着た男性たちは笑いながらずっと彼女らをちらっと見ていた。ある女性は頭を下げ、他の女性はため息をついていた。5日に公開された韓国人慰安婦被害女性の姿が映られた映像は、しばらく呼吸をすることを忘れさせた。米中連合軍が1944年9月中国雲南省松山で撮影したこの映像は、18秒だったが長編ドキュメンタリー以上の強烈な記憶を残した。
ソウル市とソウル大人権センターの共同研究チームは米国立文書記録管理庁のフィルム数百枚を探してこの映像を見つけた。2000年、事実として立証された韓国人慰安婦の写真(44年9月7日撮影)が手がかりになった。研究チームは「当時、写真担当兵士と映像担当兵士が一組になって動いていた事実に注目した」と話した。