「北、ワームビア氏を拷問した情報が漏れると米国に元大統領の訪朝を要求」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.06.26 15:32
北朝鮮に18カ月間拘束され、解放された後に死亡した米国人大学生オットー・ワームビア氏など4人の米国人拘束者の身柄の処理をめぐり、北朝鮮が一時、米国のトランプ政権に元大統領を特使として派遣するよう求めたと、日本の毎日新聞が25日報じた。同紙は北朝鮮消息筋を引用し、北朝鮮が元大統領を特使として派遣すれば問題が解決するというメッセージを送ったと伝えた。
これによると、北朝鮮は国連代表部の朝米ニューヨークチャンネルと外務省の崔善姫(チェ・ソンヒ)北米局長の対米接触を通じて元米大統領の派遣を要求した。北朝鮮が名指したわけではないが、トランプ大統領と同じ共和党所属のジョージ・W・ブッシュ元大統領(2001-2009年在任)を念頭に置いていたという分析が出ている。米国はこれに応じず6カ国協議首席代表を務める国務省のジョセフ・ユン北朝鮮担当特別代表を送り、ワームビア氏だけを連れて帰った。拘束されている3人は解放されなかった。北朝鮮は「北朝鮮がワームビア氏を拷問した」という情報が米国に入ると、ニューヨークチャンネルで特使の訪朝を先に要求したという。6日にはワームビア氏が昏睡状態でることを初めて米国側に知らせ、この報告を受けたトランプ大統領はジョセフ・ユン特別代表に医療チームを付けて訪朝を指示した。