北朝鮮、放射砲に誘導装置導入…打撃精密度アップ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.06.21 09:53
北朝鮮が最近、300ミリ放射砲(多連装ロケット)に誘導装置「監視経過プログラム」を装着し、精密打撃能力を備えたという内容が、軍当局が入手した労働党軍需工業部の「極秘」文書で確認された。労働党軍需工業部は北朝鮮軍の武器の開発および運営に関連する政策を決めて執行する部署。20日に中央日報が入手した文書によると、金正恩(キム・ジョンウン)労働党委員長は3月1日、秘密裏に会議を招集した。
金正恩委員長は当時、軍需工業部の幹部と会議を開き、「放射砲弾に監視経過プログラム(誘導装置)を導入し、南朝鮮全域の約1万カ所の対象をロケット砲だけでも打撃できる準備が完了したとは大変なことだ。祖国統一に問題はない」と述べた。文書の題名は「敬愛なる最高指導者・金正恩同志がくださった指示執行で提起されている問題への対策の準備」であり、題名の上に「極秘」と書かれている。文書作成日は会議の翌日の3月2日だった。当時、金正恩委員長の行跡は労働新聞など国営メディアで報道されなかった。