【社説】文正仁特別補佐官の不安な韓米同盟観
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.06.19 13:48
文正仁(ムン・ジョンイン)大統領統一・外交・安保特別補佐官が16日に明らかにした北核問題解決構想は幾つかの懸念をもたらす。文特別補佐官はこの日、米ワシントンで文在寅(ムン・ジェイン)大統領の提案だとして「北が核・ミサイル活動を中断すれば、米国の韓半島(朝鮮半島)戦略資産と韓米合同軍事訓練を縮小することができる」と述べた。続いて高高度防衛ミサイル(THAAD)配備について「この問題で韓米同盟が崩れるのならそれのどこが同盟か」とも話したという。
こうした発言は北朝鮮が核を絶対に放棄しないと繰り返し明らかにした状況で果たして適切なのか疑問だ。韓半島(朝鮮半島)に配備した戦略資産と合同軍事訓練は韓米同盟の象徴だ。こうした重要な資産をこのように簡単に捨てることができるのか問わざるを得ない。