【コラム】文在寅氏、「反省文」の通りにすれば良い(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.06.09 10:51
文在寅(ムン・ジェイン)大統領は家族の食事費や歯磨き・歯ブラシの購入費用を私費で処理している。ことし残っている青瓦台(チョンワデ、大統領府)の特殊活動費と特定業務経費126億ウォン(約2億3700万円)の中で42%である53億ウォンを残し、青年雇用を増やして生活が厳しい人を助けるのに使うことにした。李正道(イ・ジョンド)総務秘書官が話した通り、主人でない借家人として暮らしている。大統領になって変わったのは、貸し切りで使っていた専用面積84平方メートルの弘恩洞(ホンウンドン)連立住宅から青瓦台官邸に引越しをしたという事実だけだ。バチカンの豪華な官舎を断り、19世紀のホスピス病棟だったゲストハウスに入ったフランシスコ教皇のように“旅人”という本分を忘れていない。
善き性情の持ち主である文在寅氏に対する支持は天を突くほどだが、国政運営は容易ではない。候補時代、確固たる原則で提示した高位公職者の排除5大基準が足を引っ張っている。兵役免除、不動産投機、偽装転入、税金脱漏、論文盗作から自由な候補者は見当たらない。