問題山積も…第一歩も踏み出せない文政権の外交安保ライン
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.06.06 14:17
金基正(キム・キジョン)青瓦台(チョンワデ、大統領府)国家安保室第2次長が任命からわずか12日後の5日に辞表を出した。青瓦台の関係者はこの日、「(金前次長が)業務過大による急激な健康悪化、世間の非難などに対する道義的な責任を取り、きょう辞意を表明した」と明らかにした。
青瓦台は「辞意表明」と表現したが、複数の消息筋によると更迭に近い。与党関係者は「世間の非難」に関し、「延世大教授として在職中の不適切な品行のため」と述べた。実際、金前次長の任命後、教授時代の不適切な行為に関する情報提供と抗議が相次いだという。延世大行政大学院院長だった金前次長は大統領選挙当時、文在寅(ムン・ジェイン)大統領のシンクタンク「政策空間国民成長」の研究委員長として活動し、「外交安保分野の核心ブレーン」に挙げられる。