「また別のディアスポラ、在日韓国人は近代日本を映す鏡」(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.05.24 09:14
『作られた古代』は1980~90年代の韓中日関係を眺める彼の問題意識が込められているが、現在の東アジアの歴史はどれだけ変わったのだろうか。慰安婦問題の解決策を尋ねるとこのように答えた。「世界で歴史的和解が難しく見えるのは加害者が被害者の話や要求を受け入れず、和解(終結)だけしようとするためだ。一方、被害者とその子孫が和解の道に進むのをはばかるのは道徳的、政治的影響力を失わないようにするためだ」。これは彼の言葉ではない。彼が座右の銘としているというメリッサ・ノーブルMIT政治学教授の言葉だが、慰安婦問題にも適用できるとした。
韓日歴史対立を解く道として「植民主義歴史学と国民主義歴史学の克服」を提示した。「支配を正当化する傲慢な帝国主義と人種主義の上に成立したのが植民主義歴史学で、自国中心的に外国人を排斥し、国民(民族)共同体に対する帰属を強要することが国民主義(民族主義)歴史学」と定義した。