【社説】理念を掲げて21兆ウォンの原発輸出中断を求める国会議員=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.04.14 16:28
共に民主党・国民の党・正義党・無所属の国会議員28人が参加する「脱核・エネルギー転換国会議員の会」が最近、韓国電力(韓電)に対し、英国ムーアサイド原電事業への参加中断を要求した。禹元植(ウ・ウォンシク)議員(共に民主党)が主導するこの集まりは、事業費150億ポンド(約21兆3000億円、約2兆円)の同原発輸出プロジェクトが「文在寅(ムン・ジェイン)・安哲秀(アン・チョルス)ら主要大統領選候補の脱原発政策に反する」として、韓電を圧迫した。
同プロジェクトは総発電規模3.8ギガワットの原子力発電所3基を建造する事業で、事業費が2009年受注したアラブ首長国連邦(UAE)バラカ原発の建設受注額186億ドル(約21兆186億ウォン)を上回る。バラカ原発60年発電所の委託運営契約も獲得して494億ドル(約55兆8220億ウォン)の売上も期待されているが、これは自動車228万台、携帯電話5200万台分の輸出と同じ経済効果があると言われている。