韓電、東芝が手を引く英国原子力会社の買収に意欲
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.03.23 10:46
韓国電力が日本の東芝が売却を決めた英原発事業会社ニュージェネレーション(ニュージェン)の株式買収の意向を公式に明らかにした。趙煥益(チョ・ファンイク)韓電社長は21日、世宗(セジョン)市で記者懇談会を開催した。この席でチョ社長は「資本や負債をはじめとするニュージェンの売却関連構造が固まれば、真っ先に買収交渉に参入する」と話した。ニュージェンは英国に本社を置いているものの、株式は東芝(60%)と仏エネルギー企業のエンジー(40%)が保有している。2014年から東芝が大株主になり、英国北西部地域ムーアサイドに原子力発電所3基の建設を進めていた。この事業は2019年に着工し、2025年の完工を目指している。事業費は150億ポンド(約2兆円)に達する。
韓電がニュージェンの株式を取得すれば、自然の流れでこの事業に進出することになる。韓電が海外の原発事業に関わったのは、2009年アラブ首長国連邦(UAE)の原発受注が最後だ。