【コラム】新大統領も朴正熙のように恥辱を受けるのか=韓国(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.04.10 16:27
北朝鮮の核危機が高まり、韓半島戦争危機論が広がる中、米中関係が全面的な調整局面を迎えたが、韓国の大統領は空席状態だ。首脳会談で両国間貿易の葛藤は落ち着いたが、韓国の運命を握る北朝鮮の核とTHAAD(高高度防衛ミサイル)に対する認識の違いが狭まったかどうかは分からない。不吉な「コリアパッシング(Korea passing)」が続いている。
強大国の駆け引きが終われば必ず請求書がくる。71年7月、ニクソンがキッシンジャーの北京秘密訪問を公開し、自身の中国訪問計画を明らかにする特別声明を出すと、2カ月後に離散家族問題を議論するための南北赤十字予備会談が開かれた。分断後初めての公式南北対話だ。これは確かに良い変化だった。半面、45年2月にヤルタで米国のルーズベルト、ソ連のスターリン、英国のチャーチルが韓半島分断と信託統治の下絵を描いた場面は歴史の悪夢だ。