【コラム】外国人投資家が韓国の株式を買うようにするには
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.04.06 13:04
韓国の経済事情が厳しくなったり政治に不確実性が大きくなると政策当局が必ず点検するのが韓国市場を見つめる外国人の見方だ。金融市場が完全開放された開発途上国としては避けられない宿命だ。そのため当局は韓国経済の実状を外国人に説明する機会を再三持っている。外信記者に説明したりもするが、時には責任ある当局者が海外に行き直接説明する投資説明会も開催する。
ところでこうした現場で行われる外国人との対話が果たして所期の目的を達成しているのか時々気になる。事実、目的達成の有無はほとんどが対話相手がだれなのかにかかっている。ジャーナリスト、相手国の経済官僚、外交官、エコノミスト、そして投資家のうち、あえて選ばなくてはならないならだれと対話すべきだろうか。正解は言うまでもなく韓国市場に投資した人だ。大切な自分の資金や顧客の資金を委託されて投資しており韓国経済に対し最も激しく関心が多い。投資資産の安全のために常に批判的で時には苛酷に変身する彼らがまさに韓国が直面している市場の胴体であるわけだ。例えるなら外国人投資家を説得するのは韓国に愛のある見方を持っている親韓派ではなく、韓国市場が嫌いで離れていくかもしれない潜在的な嫌韓派を知韓派に変身させる作業だ。