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【中央時評】大統領自身より優れた外交長官を=韓国(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.04.05 15:35
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乱世であるほど、度胸と勇気、大胆さもやはり外交首長の資源だ。強力なドイツ帝国を誕生させたビスマルクは、大学時代に禁止されていた25回の決闘で地下監獄を行き来した。問題的人間はしかし、ドイツ圏の統合に大きな力を発揮した。連邦議会に派遣されたプロイセン大使ビスマルクは当時議長国だったオーストリア大使だけに許されていた喫煙を快く思っていなかった。「彼だけに特権が与えられるべきではない」として葉巻をとにかく吸った。喫煙権が自国の威信問題に飛び火すると、その後連邦議会は煙に覆われた「喫煙会議」になってしまった。(カン・ミヒョン著『もう一人のビスマルクに会う』)

彼はプロイセンの軍備拡大が進歩党と左派勢力に方向転換しようとしていた時、「今日の問題は、言論や多数決でない、血と鉄によってのみ決定される」という演説で官僚と軍を掌握して連勝を築いた。

 
1972年、米中修交の歴史的な大転換を成し遂げたキッシンジャーは、一生メッテルニヒの「勢力均衡」の追従者だった。中ソの領土争いの隙間を縫って踏み切った中国との電撃修交は海の外へと拡張一路だったソ連との冷戦を勝ち抜く力の均衡を米国に与えた。

キングを倒すチェックメイトとしてゲームの勝敗を決める西洋のチェスの代わりに、キッシンジャーは与えるものは与え、勢力で大局的優位を追う中国外交の囲碁の原理を理解した。中国・台湾の両岸イシューや理念の衝突は打開しないまま修交を成功させ、鮮やかな勢力地図を作り上げた。ニクソンの全権を受けたキッシンジャーに、毛沢東が「私のような人々は世の中が一つになって帝国主義や反動分子を打ち破ろうとホラを吹く。だが、皆が皆、打倒されてしまえば友人は残らないのではないのか。私は皆さんのような右翼政権がさらに楽しい」として豪快な笑いを浮かべたのは成功した対中外交の白眉だった。

当時人口5000万人のオーストリア圏が生んだメッテルニヒは、なぜ韓国にはいないだろうか。他国への侵攻を一度もせず、北東アジアの平和繁栄に愚直に寄与してきたわれわれの正統性を武器にする知略家はなぜここにはいないのだろうか。頭の良い韓国人に「ユダヤ人キッシンジャー」はなぜいないのだろうか。次期大統領は素晴らしい外交首長を捜し出さなければならない。見つけたら任せよ。ただし、大統領選挙キャンプで国内遊説地図だけを眺めていたような人ではなく…。

チェ・フン/論説室長


【中央時評】大統領自身より優れた外交長官を=韓国(1)

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