中国、韓国を信用できない…THAAD配備すれば中国軍の移動も(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.04.03 15:18
韓国がTHAAD(高高度防衛ミサイル)を配備する場合、中国軍が部隊を移動させる可能性があるという主張が出てきた。先月31日の高麗大学アジア問題研究所セミナーで、鄭継永教授(中国復旦大)は「韓国がTHAADを配備する場合、中国軍はミサイル基地を移さなければいけない」と述べた。続いて「韓国はTHAADを中国の脅威でないと話すが、米軍がすることに干渉する権限もないのにどのように信用しろというのか」と声を高めた。鄭教授は代表的な人民解放軍専門家として知られている。韓国星州(ソンジュ)に配備されるTHAADをめぐる韓中間の認識の違いを改めて表した。
鄭教授が討論する前、シン・ウォンシク研究委員(高麗大アジア問題研究所)はTHAADは米国の弾道ミサイル防衛(BMD)システムとは関係ないと主張した。シン研究委員は国防部政策企画局長、合同参謀本部作戦本部長を務めた予備役陸軍中将。シン研究委員は「米国は早期警報レーダー34基を運用し、弾道ミサイル監視システムをすでに構築した」とし「韓国のTHAADは米国本土防御に寄与しない」と述べた。すなわち米国は中国を監視するためにTHAADを在韓米軍に配備するのではないという言葉だ。