韓経:【社説】近づく米中首脳会談、韓国外交安保当局は対応できているのか
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.04.03 10:37
トランプ政権に入って初めてとなる米中首脳会談の日程(6、7日)が確定した。最後の議題調整と両国の立場整理に韓国の観点をうまく反映させるのが、韓国外交安保当局の当面の課題だ。会談後、北朝鮮核問題の解決法を含め韓半島(朝鮮半島)安保地形の変化に対応しながら、韓国の戦略的空間も確保しなければいけない。
先週末の両国のブリーフィングをみると、両国首脳会談は以前とはさまざまな面で大きく異なるとみられる。「米国優先主義」基調で直線的でありながらも「ディール(取引)」を拒否しないトランプ式の外交からして予測不可能だが、テーブルに上がるアジェンダ一件一件も決して軽くはない。貿易不均衡と為替操作国指定問題、中国に対する市場経済地位(MES)付与など米国の攻勢とこれに対応する中国の対米投資計画、習近平主席発の自由貿易論は韓国にもホットイシューだ。グローバル通商戦争、為替レート戦争の出発点となる可能性もあるが、中国側の受け入れ態度によっては自由貿易体制がさらに固まる可能性も排除する状況ではない。