小沢一郎氏「安倍首相、駐韓国大使の召還はあり得ない…歴史問題に誠意を見せるべき」(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.03.29 13:59
申所長=最近の中国の外交政策は過去に比べてはるかに攻勢的であり、ある意味、西太平洋で勢力圏を形成しようという意図まで見える。
小沢代表=中国内部の問題が大きい。習近平主席が言論を弾圧し、腐敗を追放するとして共産党内部の粛清を図っているが、そのような強権政治は支配体制が揺れる時に表れる。中国は改革開放に成功したが、共産党独裁と市場経済主義の矛盾に露出している。外部に対する覇権主義的な傾向は国民の目を内部の問題から外側に向けるためのものだが、過去に比べて政権内部で軍の影響力がかなり強くなっているのが特徴だ。軍事委員会のメンバーを見ても以前は党の幹部が中心だったが、今はすべて現役の軍人だ。(東アジア情勢を)良い方向に導いていくためには日本だけでは絶対にできない。日本と韓国が(関係を改善して)仲が良くなったので共に協力しようというメッセージを(中国に)送らなければいけない。中国を引き込んで3カ国FTA(自由貿易協定)を結ぶなど、いくつかの措置を取らなければいけない。THAAD配備問題のために中国が(韓国に対して)悪いことをたくさんしているが、そういうのも(中国)政権の内部の問題に起因するとみる。そこまでする必要はないということだ。両国の関係をきちんとしなければ極東アジアの平和はない。