<セウォル号引き揚げ>漁業指導船に乗った家族、2キロの距離で作業見守る
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.03.23 08:11
セウォル号船体引き揚げ試験が行われた22日午前。取材陣を乗せた中国の引き揚げ企業、上海サルベージの作業支援船「深潜号」が全羅南道珍島郡(チンドグン)の孟骨(メンゴル)水道海域に到着した。波は穏やかだった。1.2キロ離れた引き揚げ試験作業現場のバージ船2隻が手のひらほどに見えた。どのような作業が行われているかは正確には分からなかった。ただ、現場の照明が明るく、作業が進行中であることは分かった。午後になるとバージ船周辺の船舶が10余隻から20余隻に増えた。海洋水産部の関係者は「作業支援船とセウォル号船体の油流出を防ぐ防災船がほとんど」とし「まだ引き揚げ試験中」と説明した。
セウォル号犠牲者の遺族40余人もこの日、遠くから作業状況を見守った。1600トン級の漁業指導船ムグンファ23号に乗ってだ。海洋水産部の公式ブリーフィングまで正確な状況を把握できず気をもんでいた。