<朴大統領罷免>テレビで判決見た朴前大統領、私邸に移動せず沈黙
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.03.11 12:29
朴槿恵(パク・クネ)前大統領は10日、憲法裁判所の罷免決定についていかなる立場も表明しなかった。青瓦台(チョンワデ、大統領府)から外に出ることもなかった。
この日午後、青瓦台の関係者は「(ソウル)三成洞(サムソンドン)の私邸の状況のため、朴前大統領は今日は移動できない」と明らかにした。三成洞の私邸は4年間も空けていたためボイラー修理工事などに時間が必要という話があった。ある参謀は「私邸の修理はすぐ終わるため一日、二日以内に私邸に戻るのでは」と話した。また、この日午後には青瓦台周辺で弾劾賛成・反対集会が開かれたため、私邸への移動を遅らせたのは警護上の考慮も作用したとみられる。しかし朴前大統領が最小限の国民向けメッセージも出さないことをめぐり、政界では「罷免決定に不満を間接的に表示した」という見方もあった。