<朴大統領罷免>憲法裁の全員一致 「国論分裂終息」強力メッセージ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.03.11 10:03
朴槿恵(パク・クネ)前大統領を罷免した憲法裁判所の10日の決定は憲法裁判官8人の全員一致だった。宣告の要旨を読み上げる李貞美(イ・ジョンミ)憲法裁判所長権限代行(55)の冒頭発言は結論を予告した。李代行は「今日の宣告がさらなる国論の分裂と混乱を終息させ、和合と治癒の道に進む基礎になることを望む」と述べた。憲法裁の関係者は「裁判官8人は事件を扱うことになってから初志一貫して罷免決定に対する似た認識を持っていたようだ」と解釈した。
憲法裁は朴大統領の弾劾の理由を5つの観点で整理したが、2つの争点での判断が「決定打」だった。崔順実(チェ・スンシル)被告の国政介入と権限乱用、大統領の罷免にいたるほどの違法行為の重大さがそれだ。崔順実被告のために国政壟断があり、大統領の権限まで乱用されたというのが核心だ。