金正男氏の息子を支援したという「千里馬民防衛」、実体は不明
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.03.09 16:20
キム・ハンソル氏(22)を支援してきた団体は「千里馬民防衛」という名前を出している。初めて聞く名称であるうえキム・ハンソル氏の所在を知っているとみられ、その実体に関心が集まっている。この団体のホームページは4日に制作され、サーバーのIPアドレスは米アリゾナにある。管理会社はパナマに登録されている。
千里馬民防衛は金正男(キム・ジョンナム)氏が13日にクアラルンプール国際空港で暗殺された後、キム・ハンソル氏と家族の脱出を支援したと主張した。他の北朝鮮住民の脱北も何度か支援したと明らかにした。ホームページには、「北朝鮮高位幹部」と自身を明らかにし「私の脱出過程に高級乗用車、飛行機までが動員されて驚いた」という主張もある。北朝鮮では「民防衛」という表現をあまり使わないと脱北者は話す。ただ、労働党中央委専門部署に民防衛部(部長イ・ヨンレ)がある。正規軍でなく労農赤衛隊や教導隊のような非正規武力を管轄する。これらを合わせて民防衛武力と呼んだりもする。