中国の攻勢に…日本は「我慢」、フィリピンは「法に即して」、ベトナムは「正面勝負」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.03.08 08:45
高高度ミサイル防衛(THAAD)体系の韓半島(朝鮮半島)配備決定に対する中国の攻勢にはテジャ・ヴュ(Deja vu、既視感)を覚える。それだけ外交安保事案に対する中国の報復攻勢は常習的だった。韓国外交部の高位当局者は7日、「われわれの前に中国から報復措置を受けた国々に対し、どのように克服したのかと直接問い合わせてもみた」と述べた。
フィリピンは「法に即して」対応した。2013年1月、南シナ海領有権問題を15項目に分けてオランダ・ハーグの仲裁裁判所に提訴した。最初は卵で岩を打つようなものではないかとの見方が優勢だった。中国も無視戦略で一貫した。裁判官の選任から弁論まで、すべての過程に参加することはなかった。だが、昨年7月、仲裁裁判所はフィリピン側に立った。中国の南シナ海領有権主張は根拠がなく、中国の人工島建設がフィリピンの主権を侵害するというのが要旨だった。
代表的国家がフィリピンだ。フィリピンは南シナ海領有権問題で報復された。2009年、中国はフィリピンの輸出主力商品の一つであるバナナの輸入禁止措置を下した。2012年にはフィリピンに旅行警報を発令した。