【グローバルアイ】安倍首相の敵は安倍首相
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.03.07 07:47
先月16日、東京の自民党本部で開かれた山口県物産展。党総裁の安倍晋三首相が自分の選挙区の特産物セールをした。共に来た党指導部は山口礼賛論を始めた。二階俊博幹事長は「いま日本は山口県を中心に回っている」と述べた。日本政治の安倍1強体制を語ったのだ。高村正彦副総裁は「山口県でとれるものは何か。首相が最もよくとれる」と話した。山口県出身の首相が多いということだ。安倍首相を合わせて8人になる。このうち歴代首相の在任期間10位に5人も含まれている。在職日数2886日で1位の桂太郎らだ。桂は明治・大正時代にわたり3度も首相を務めた。安倍首相の大叔父の佐藤栄作は2位(2798日)、祖父の岸信介は10位(1241日)だ。
6日現在、在職1898日で歴代6位の安倍首相が桂を追い越す道が開かれた。自民党が党大会で総裁の任期を現行連続「2期・6年」から「3期・9年」に延長したからだ。安倍首相が来年の党総裁選挙で勝てば2019年に記録が破られる可能性がある。状況は良い。現在、内閣支持率が60%前後だ。自民党は衆・参両院で単独過半数を確保している。党内に安倍首相の後を継ぐような有力な政治家もいない。野党は似たり寄ったりだ。