【コラム】外交も政党別に行うのか=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.03.06 13:05
大統領がいなくても国がうまくいくという人がいる。朴槿恵(パク・クネ)大統領が弾劾訴追によって職務が停止されたのが昨年12月9日。それから3カ月が過ぎた。それでも日常生活はそのまま変わっていないということだ。
ところが、本当に変わっていないなら、どうして税金を出しているだろうか。1997年、経済官僚は「ファンダメンタルが良い」として懸念する必要はないと言ったが、あっという間に通貨危機に直面した。段取りが悪い公職者のせいではあるが、それだけに国のことというのはあっという間にダメになりかねない。
経済だけがそうだろうか。本当に危険なのは外交・安保だ。一度崩れたら元に戻すことはできない。それでも手をこまぬいてぼっとしているのが現状だ。大統領権限代行が手をつけようとすれば越権争いが起きる。外国でも交渉を先送りしている。大統領の職務停止のためでもあるが、政界がそれぞれ声を出して政権交代だけを待っている。