日本の追撃を受ける韓流
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2017.03.06 08:22
フジテレビの2015年のドラマ『デート~恋とはどんなものかしら~』をリメークした中国バージョンが先月21日、テンセントで放送された。このウェブドラマは恋愛や結婚に全く関心がない2人の男女が結婚を目標にぎこちないデートをしながら恋愛の意味に気づいていくというストーリーだ。男女主人公の結婚観は「結婚は恋とは関係がなくて契約にすぎない」というものだ。ドラマを見た中国人視聴者の反応は分かれた。主人公の結婚観について「受け入れることができない」という人がいる半面、「意味が深く完成度が高い良心劇」と評価する若い視聴者もいる。
このような若者の心を反映する中国特有の社会的背景は春節(旧正月)だ。家族と離れて1年間働き、春節に故郷に帰る人たちが直面する問題の一つは家族の逼婚(結婚強要)だ。ある20代の女性は春節7連休中に見合いを10回もしたという。彼女たちの心を代弁して慰めるコンテンツも必要な時代だ。
『デート』のように2017年から中国で日本コンテンツをリメークする作品が次々と登場するだろう。『深夜食堂』『最高の離婚』『秒速5センチメートル』『プロポーズ大作戦』『ドラゴン桜』などがすべてリメークされたりリメークを準備中という。フジテレビの番組『VS嵐』の版権を買って制作したバラエティー番組『高等少年団』も18日から浙江省衛星テレビが放送する予定だ。実際、中国で韓流コンテンツの人気および話題性と比較すると日本のコンテンツはその間「非主流」に属してきた。