【コラム】大統領が痛いから大韓民国も痛い(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.02.27 09:18
大統領が痛いから国が痛い。国民の悲しみは病のように深まりつつある。「憲法裁判所の審判の日」が近づくにつれ、ろうそくと太極旗陣営に分かれて広場に立った市民は一触即発の状況に直面している。宣戦布告がないだけだ。憲法裁判所の決定に対する不服をあおるのは懸念されている。「内乱」「アスファルトに血」に次ぐ金平祐(キム・ピョンウ)弁護士の「朝鮮時代でもないのに、服従しろと言われると服従するべきか。われわれが奴隷なのか」という発言は流血の闘争も辞さないという意味をはらんでいる。襟度を超えた。憲法裁判所は国民が合意した憲法の命令を遂行する公的機関だ。服従・屈従でなく合意した正義に従うもので、国民の義務になっている。
広場に集まって何を叫ぼうが自由だ。だが、ワールドカップ(W杯)サッカーや大統領選のたびに見るように、いくら受け止められないと思っても審判が終われば日常に戻らなければならない。不服の国に未来はない。