韓国にない生物資源、海外で直接確保する時代到来(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.02.23 16:28
韓国生命工学研究院海外生物素材センターのキム・スヨン博士(41)は最近5年間を中米赤道地方のコスタリカで過ごさなくてはならなかった。事務室は首都サンホセにあったが、そこから東に200キロ離れた熱帯雨林地域を頻繁に訪れなければならなかった。真昼の気温が40度前後となる熱帯雨林でキム博士がしたことは、コスタリカの自生植物ベルベットアップルを栽培しながら抽出物を分析することだった。苦痛な5年間だったが、ついにキム博士が赤道熱帯雨林で流した汗が実を結び始めた。
韓国生命工学研究院海外生物素材センターは、中米コスタリカの抗炎症高活性植物である「ベルベットアップル」の大量栽培のための農場を開場したと22日、明らかにした。ベルベットアップルは熱帯雨林地域で広く分布するカキノキ科の植物だ。コスタリカ現地では「mabolo」とも呼ばれる。実はベルベットのような赤褐色の皮に包まれていて、味と香りは韓国の柿に似ている。