北の国家安全保衛部、どのように工作員を養成?
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.02.20 13:40
元正花(ウォン・ジョンファ)氏は12歳の時から北朝鮮当局が集中的に管理して養成した国家安全保衛部(現国家保衛省)所属の工作員だった。元氏は2001年に入国し、7歳年下のファン大尉を誘惑して軍事機密を入手し、韓国の事業家を北朝鮮に送るなどスパイ活動をしていたところ、2008年に捕まった。元氏によると、「逮捕の直後、『祖国(北)が私を連れに来る』と信じて金日成(キム・イルソン)将軍の歌などを歌いながら1カ月半を持ちこたえた」という。元氏は「北の祖国平和統一委員会が『元正花は人間ゴミ』と発表したのを見た後に転向書を書いた」と話した。
元氏は自分が工作員として養成された過程も語った。「所属不明の幹部が年に3、4回、私が通っていた咸鏡北道清津(チョンジン)の学校(古茂山女子高等中学校)に訪ねてきて校長室に私を呼んだ。『元気か。勉強は頑張っているか』と安否を尋ねて毎回、血液検査をした。中年女性が誰もいない事務室に連れて行き、裸になって身体検査も受けた」。