【時視各角】外治大統領=韓国(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.02.17 16:27
内政より外治で分かれたのは大きな変化だ。嶺湖南(ヨンホナム)地域争いに加えて財閥と労組の覇権争いがこれまでの韓国の大統領選挙戦だった。親北と反北、親米と反米のような外治フレームを取れば、イデオロギー論争に分裂主義だと罵倒されることが常だった。ところが今度は違う。地域対立はもう問題にならない。どの候補も出身地域の強固な支持を得ることができないでいる。財閥でも労組でも改革を求める声には力が加わった。この渦中に北朝鮮という境界線ができた。
北朝鮮が崩壊するかどうかは分からない。崔順実(チェ・スンシル)氏は2015~2016年ごろに崩壊すると言ったそうだが、「そうは思わない」という専門家が数的にははるかに多い。どちら側にしても北朝鮮をどのような立場からどのような方法で管理して国際社会と協力していくかはわれわれの生命と安全に関する重大な問題だ。太永浩(テ・ヨンホ)公使の脱北や正男氏の暗殺を見れば少なくとも尋常でない北朝鮮だ。ワシントンでは一日と置かずに政権崩壊論に先制打撃論が出ているところだ。北朝鮮イシューは当然、従北批判ではない。