韓経:東芝、「経営権放棄」突発状況…SKハイニックスにチャンス?
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.02.16 10:26
東芝の半導体事業への出資を進めるSKハイニックスが予想外の状況を迎えた。早ければ先週、遅くとも今週初めと予想された優先交渉対象者の発表が遅れている状況で、東芝側が経営権の譲渡もあると明らかにしたからだ。NAND型フラッシュメモリー業界2位の東芝の半導体事業を買収すれば競争力を大幅に強化できる。SKハイニックスは直ちに経営権引き受け案の検討に入った。
日本メディアによると、東芝は14日の上場企業決算資料提出締め切り日を守れず、決算発表を先送りした。東芝は「一部の経営者が会計処理に不適切な圧力を加えたという指摘があった」と説明した。東芝は暫定実績だけを公開したが、米原子力発電事業の損失だけで7125億円にのぼった。これを受け、2016年末基準で負債が資本を1912億円も上回っている。株価は14日の約8%下落に続き、15日には追加で10%以上も下落した。