【時論】韓国大統領警護室、国際標準で見直すべき(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.02.10 15:37
大統領弾劾事態から特検による青瓦台(チョンワデ、大統領府)押収捜索の白紙化まで、最近のように大統領警護室が注目された時はなかった。韓国大統領に対する警護は大統領直属機構の大統領警護室で担当する。警護室長の職級も長官級で、韓国で数人に限られている高位職だ。高い階級であるがゆえに、その威勢と肩を並べられる相手を探すことが容易でない。
ところで、最近大統領警護室を大統領直属機構の傘下に置くのは権威主義的軍事政権の産物であり、民主政府を目指す国としては非常に不適切だという主張が国会で提起されている。現在のような大統領警護室の組織を廃止し、国際的な流れに合わせて一から見直すべきとのことだ。昨年末、「共に民主党」の朴洸オン(パク・グァンオン)議員は、現行大統領警護室を廃止して該当業務を警察庁で司る「政府組織法」と「大統領警護法」改正案を代表発議した。