【時視各角】弾劾政局に対処する朴大統領の本音(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.02.10 14:27
私は完全に無罪だ。間違ったことは何一つないのに、なぜ弾劾などという人民裁判を受けなくてはならないのか。幸い、弾劾は必ず失敗することになっている。私を誰だと思っている。
シナリオはこうだ。まず、憲法裁判所とは何か。法理を突き詰めることに生涯を捧げてきた法曹人ではないのか。国会が私に突きつけた13種類の弾劾理由のうち、事実と確認されたものは崔順実(チェ・スンシル)に演説文をいくつか見せたものしかない。これだけをもって現職大統領に死刑宣告とも言える弾劾を進めることはできないと悩む裁判官は、憲法裁判所に少なくないだろう。憲法裁判所裁判官7人のうち、そのような人を2人だけ味方にすればいい。TK〔大邱(テグ)・慶北(キョンブク)〕出身判事の金昌鍾(キム・チャンジョン)や私が任命した保守指向の裁判官である徐基錫(ソ・ギソク)や趙龍鎬(チョ・ヨンホ)のような人なら話が通じるだろう。法曹出身の部下を派遣して「裁判官の良心で国を考えてほしい」と説得すればこちら側につく可能性はある。3人の中2人だけでも味方になれば成功だ。