トランプ米大統領と安倍晋三首相の最初の首脳会談が２月１０日に米ワシントンで行われる見込みだ。両国首脳は通商政策を主要議題として会談するという。

２６日の読売新聞によると、日米政府はトランプ大統領と安倍首相の首脳会談を来月１０日に開催する方向で最終調整に入った。近くトランプ大統領と安倍首相の電話で正式に会談日程を確定する予定だ。会談が実現すれば、トランプ大統領がアジアの国の首脳と初めて行う首脳会談となる。

安倍首相は米国大統領当選直後の昨年１１月、ニューヨークにあるトランプタワーで当選者の身分だったトランプ氏に会っている。日本政府は当初、トランプ大統領との首脳会談を２７日前後に行う方向で推進したが、優先順位で後に回った。

安倍首相は中国の南シナ海軍事拠点化、北朝鮮の核・ミサイル開発などに関して意見を交換し、日米間の緊密な連携を模索する計画だ。首脳会談に先立ちマティス米国防長官と稲田朋美防衛相も来月初めに日本で会談する。

両国首脳は両国間の経済協力とついても意見を交わす予定だ。トランプ大統領は２３日に環太平洋経済連携協定（ＴＰＰ）離脱を公式化したが、安倍首相はこれの撤回に向けて説得するという。

自動車を中心にした日米間の貿易不均衡問題も議論する方針だ。日米は今後の通商の枠に関し、すでに実務者級で意見交換をしている。