対馬の盗難仏像、600年前の所有主の瑞山浮石寺へ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.01.27 07:57
対馬の寺から盗まれて韓国に運び込まれた仏像を600余年ぶりに本来の所有主として知られる忠清南道瑞山(ソサン)の浮石寺(ブソクサ)に引き渡すよう命じる裁判所の判決が下された。日本は反発した。
大田(テジョン)地裁は大韓仏教曹渓宗(チョゲチョン)浮石寺が昨年4月に韓国政府を相手に提起した観世音菩薩坐像引き渡し請求訴訟で原告の請求を受け入れたと26日、明らかにした。大田地裁は「その間進行された弁論と文化財庁で保管中の(現在は国立文化財研究所に保管)仏像に対する現場検証などを通じて、仏像は浮石寺の所有と推定される」とし「贈与・売買など正常な方法でない盗難・略奪などの方法で対馬で運搬された後、安置されていたとみられる」と判決した。続いて「歴史的・宗教的価値を考慮すれば、仏像の占有者は原告である浮石寺に引き渡す義務がある」と説明した。