【時視各角】韓国の影響力はベトナムに劣るのか(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.01.24 11:33
米国内の韓国人は概ね200万人。インド、中国(台湾含む)、ベトナム系とほぼ同じだ。ところが連邦議員の数はインド系5人、日系4人、中国系2人、ベトナム、フィリピン、台湾、タイ系がそれぞれ1人ずつだ。韓国はゼロ。金昌準(キム・チャンジュン)元米下院議員から18年にわたり途絶えている。経済・教育的には他のアジア系よりはるかに優れていると誇るが数字に表われた政治的影響力はベトナムにも満たないのだ。上下院選挙でも当選候補どころか出馬候補もいなかった。政治家だけだろうか。政界に大きい影響力を行使できるほどの「スター」もいない。
アド・マチダ氏。トランプ政権移行チームの水面下の実力者だった日系だ。法律会社アキン・ガンプで働いたロビイストだ。2007年からは最初から日系ロビー会社「ザ・カイゼン」の会長として活動した。通商・エネルギー・規制改革など14分野の政策のビジョン策定を総括した最大の実力者だった。問題は水面下で日本大使館・大企業関係者らと随時戦略会議を開いたという点だ。どのような話が行き交ったのかは見るまでもない。マチダ氏は日本政府が最も敏感だった国防・安保分野の業務引き継ぎ委員会担当者に最初から日系の後輩を配置した。もちろん安倍首相とイバンカ・クシュナー夫妻をつないだ最初のボタンもマチダ氏から始まった。