<崔順実ゲート>賄賂かメセナか、幕が上がった特検・サムスンの法理戦争
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.01.14 12:35
李在鎔(イ・ジェヨン)サムスン電子副会長(49)を22時間にわたり取り調べた朴英洙(パク・ヨンス)特別検察官チームは、李副会長の贈賄容疑に対する捜査の結論に苦心している。イ・ギュチョル特検補は13日の記者会見で、「李副会長に対する拘束令状を請求するかどうかは15日までに決めることになるだろう」と述べた。公務員(朴槿恵大統領)に直接伝えられず「秘線(崔順実被告)」に伝えられた支援金の法的性格を糾明する作業だ。過去の類似事件で最高裁の確定判決まで数年かかったりした複雑な法理戦争が予告されている。
最初の争点は、崔順実(チェ・スンシル)被告側に対する支援を賄賂と見る特検と正常なメセナ(社会貢献)活動だったというサムスンの反論だ。過去に申貞娥(シン・ジョンア)事件で似た法廷攻防があった。10余りの企業に要請して自分の愛人シン・ジョンア氏(44)が学芸室長を務める成谷(ソンゴク)美術館に7億8000万ウォンを後援させた卞良均(ビョン・ヤンギュン)元青瓦台(チョンワデ、大統領府)政策室長の容疑だった。最高裁は2009年1月、無罪判決を確定した。後援の金額・手続きおよび性格が通常的なメセナ活動と大きく変わらないというのが理由だった。一方、特検チームの関係者は「崔被告が設立した法人の実体やサムスン電子の支援金額や方法を正常なメセナ活動と見るのは難しい」と述べた。サムスン電子側は「チョン・ユラ、崔順実個人のためのものということを全く知らずに朴大統領の要請に従った」と主張した。