中国の初の安保白書「THAAD反対」…北核に次いで重視(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.01.12 14:22
同時に対話を強調する従来の立場も欠かさなかった。白書は「中国は国際社会と同じ道に立ち、韓半島の非核化と韓半島・北東アジアの長期安定を築くために努力を惜しまない」とし「各国は会談に復帰する努力をあきらめてはならず、韓半島の平和・安定で担う責任も放棄してはいけない」と述べた。
対話を強調する立場は白書の発表に続く一問一答でも表れた。劉振民外務次官は「中国が安保理の制裁を支持するのは、北朝鮮を対話・交渉と6カ国協議の道に戻らせるためであり、制裁は目的でなく手段」と強調した後、「(トランプ政権の発足後)朝米が対話を始めることを望む」と述べた。また「金正恩(キム・ジョンウン)北朝鮮労働党委員長は今年、中国を訪問できるのか」という質問に対し、「複雑な問題」と言って即答を避けた。また、韓日中3カ国首脳会議が中断していることについては「韓国の政治変化などの理由でまだ開かれていない」と述べた。