韓国、4年制大卒者31万人失業時代
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.01.12 13:05
地方大学の国語国文学科を卒業したコン・ジンアさん(仮名、29・女性)は昨年入った広告会社から追い出された。月給150万ウォン(約14万4681円)で毎日12時間以上働いたが、試用期間が終わると同時に失業者になった。コンさんは簡単に切られない公務員になろうと公務員試験にすがっている。
失業者100万人時代だ。統計庁が11日に明らかにしたところによると、昨年の失業者数は101万2000人だ。失業者数が年間基準で100万人を超えたのは統計庁が失業者分類基準を現在の4週以上求職活動をした未就業者と定めた2000年以降で初めてだ。
こうした雇用寒波の直撃弾を受けたのは青年だ。昨年の15~29歳の青年失業率は9.8%だ。青年失業者数は43万5000人だ。いずれも過去最高水準だ。特に高学歴失業者の急増が目立つ。昨年専門大を含めた大学卒業以上の学歴を持つ求職者のうち45万6000人が失業状態に置かれた。1年前より3万1000人増えた。4年制大学卒業生の状況はもっと深刻だ。昨年の4年制大学卒業以上の求職者のうち31万6000人が失業者だ。前年の27万8000人より3万8000人増えた。専門大卒業者の場合、失業者数は2015年の14万6000人から昨年は14万人にやや減った。