米中の狭間にいる韓国、北核に対する先制的対策を
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.12.26 10:42
「韓国の国力がエビ水準でなくイルカ程度に成長したことは間違いない。だからといって、クジラ2頭が決心して戦えばイルカだからといって無事に済むだろうか」
最近、米中対立が深まる中、韓国が“クジラの戦い”で大きな被害を受けるような状況に置かれないかとの憂慮に対して、政府高位関係者は「それでもイルカは頭が良いから、ただ漫然とその場にいて打撃を受けるのではなく、自分に有利な環境を探して泳いでいくことができる」と述べた。
主要外交安保シンクタンクが出した2017年国際情勢見通しも韓国が直面するであろう困難を予告している。峨山(アサン)政策研究院は、来年を「リセットの年」と位置づけ、「米国を中心にしたミサイル防衛(MD)体系の構築や南シナ海問題、国際貿易秩序の再編などに関連して、米中対立を緩和できるような構造的変化が発生する可能性は非常に小さい。米中対立によって北朝鮮問題の解決に向けた中国との協力はより厳しさを増すだろう」と見通した。