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【コラム】ソウルの予想外のところで「クリスマス精神」を発見

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.12.22 10:50
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クリスマスが目前だ。今まで家族と離れてこの日を迎えたのは人生でたった2回だ。家族と遠く離れた韓国で暮らしながらのことだ。ソウルやニューヨークのデパートなどがクリスマスの照明とデコレーションを設置するのは同じだ。違うのは韓国のクリスマスはなぜか恋人の日のように映るという事実だ。韓国にはバレンタインデーやホワイトデー、ペペロデーなど、そういう日がたくさんあるが、クリスマスもその一つとして認識されているようだ。もちろん恋人の日が悪いという意味ではない。だが、米国で育った人々にとって、クリスマスは恋人やロマンチックな夕食、クリスマスデコレーションで象徴されるような日ではない。代わりにいわゆる「クリスマス精神(Christmas Spirit)」が重要視される。クリスマス精神は利他的な心、分け合い、喜び、家族を意味する。

私たち家族の場合、クリスマスイブになるとおばの家に40人を越える親戚が集まる。家で料理を準備して皆で分け合いながら食べる。家族の晩さんが終わると、一番楽しみで意味深いイベントが待っている。祖父のお話の時間だ。祖父は席から立ちあがって短い話をしてくれるが、毎年同じ内容だ。「おばあさんと私は年老いてお金もあまりなく車もない。それでお前たちにやる贈り物を買いに店に行くことができなかった。だが、私たちがお前たちをどれくらい深く愛しているか示したいとの思いから、少ないが現金を準備した」。そうして祖父は一番小さな子供から年齢順に一人ずつ呼んで現金の封筒を手渡した後、ぎゅっと抱きしめてキスをする。これを見守る家族のうち、数人は必ず涙を流す。封筒に入ったお金はそれほど多いわけではないが、祖父が気軽に出せるような金額では決してない。毎年開かれるこの家族セレモニーは、私たちにクリスマス精神が何であるかを教えてくれる。何かをもらおうとする日ではなく、親切心、献身、持っているものを他人と分け合い、持てるもの以上のもので他人に施す日という事実だ。

 
ことしの冬、ソウルの予想外のところで献身と分け合い、喜びと家族に代表される「クリスマス精神」を発見した。デモ行進終了後にゴミを拾っていた集会参加者や、コーヒーや料理を無料でふるまっていた市民、冷たい冬の道路で笑顔で親切に道案内をしていた警察に、私はクリスマス精神を見た。このような場面は心を暖かくし、孤独を和らげ、人生に対する希望と期待を抱かせる。クリスマス精神がこの季節だけではなく、一年中続くようにしてほしいと心の底から祈っている。

マーク・テット(Mark Tetto)/米国人、JTBC『非首脳会談』出演者)

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