俳優イ・ビョンホンがもう一度破格的な挑戦と変身を試みる。

複数の映画関係者によると、イ・ビョンホンは次回作として映画『それだけが私の世界』（仮題、チェ・ソンヒョン監督）の出演を確定して詳細事項を調整中だ。

まだ正式契約を結んだわけではないが、最近製作・配給会社の関係者とミーティングをしながら踏み込んだ話が進み、最終的に合流することにした。

これでイ・ビョンホンは韓国で１２月２１日上映予定の『マスター』（原題、チョ・ウイソク監督）に次ぎ、すでに撮影を終えた『シングルライダー』（原題、イ・ジュヨン監督）、現在の撮影中の『南漢山城（ナムハンサンソン）』（原題、ファン・ドンヒョク監督）以降の次回作まで確定するなど、２０１７年にも多くの作品に出演するものとみられる。

『それだけが私の世界』は、盛りを過ぎたボクシング選手の兄と肢体障害をもつ天才ピアニストの弟が母を通じて和解するまでのストーリーを描いた映画だ。韓国版『レインマン』を目指す作品としても注目されている。

イ・ビョンホンは、今回の映画で盛りを過ぎたボクシング選手のチョハ役に扮し、弟のジンテ、母のインスク役は現在キャスティングを進めている。

映画に精通した情報筋によると、日刊スポーツに「イ・ビョンホンがシナリオを受けて大きな関心を示し、早めに出演を確定した。兄と弟の呼吸が重要なだけに、パートナーを直接推薦するなど熱意を見せている」と伝えた。

『それだけが私の世界』は『王の涙　イ・サンの決断』のチェ・ソンヒョン作家の監督としての処女作で、“ヒット保証”と言われるＪＫフィルムが製作し、ＣＪエンターテインメントが投資・配給する。２０１７年上半期にクランクインする予定だ。