北朝鮮外務省「安保理決議案は主権侵害行為」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.12.03 12:11
国連安全保障理事会(安保理)の新たな対北朝鮮制裁決議案に対し、北朝鮮が平壌(ピョンヤン)駐在の外交官を相手に場外宣伝戦を始めた。北朝鮮外務省は2日、平壌に駐在する各国外交官を招待し、国連の対北朝鮮制裁を拒否するという立場を説明したと、朝鮮中央通信が3日報じた。
中央通信によると、韓成烈(ハン・ソンリョル)韓成烈外務次官は2日、外交官らに対し「国連安保理の対北朝鮮制裁決議を全面排撃する」とし「決議案採択は北朝鮮の自衛権を否定するもう一つの越権行為であり主権侵害行為」と明らかにした。北朝鮮の核保有については「米国の核脅威から国家の安全を守るためにやむを得ず核武装の道を選択した」と主張した。また韓外務次官は「自主権と生存権、発展権を否定した今回の制裁決議操作は、我々のより強力な自衛的な対応措置を誘発させることになるだろう」と警告した。