<韓国新歴史教科書>韓日協定について「屈辱外交」よりも「経済的効果」強調
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.11.29 14:50
28日に公開された国定歴史教科書(正しい歴史教科書)は生徒の学習負担を減らすために検定教科書に比べて20%程度分量が減った。だが、周辺国の歴史わい曲に対応するための叙述や戦後経済発展関連の内容などは逆に増えた。大韓民国の正統性を強調する記述や北朝鮮に対する批判的叙述も強化された。
国定教科書は1948年を「大韓民国が樹立した」年だと叙述した。既存の検定教科書が「大韓民国政府樹立」と記述していたことと比較される。金貞培(キム・ジョンベ)国史編纂委員会委員長は「誇らしい大韓民国の歴史を示そうと努力した」と説明した。これに対し、独立有功者団体である光復会はこの日、「『三・一運動によって樹立された大韓民国臨時政府の法の伝統を継承する』という現行の憲法精神とは真っ向から対立するものだ」としながら、執筆陣と教育部長官の辞任を求めた。大韓民国政府ではなく大韓民国の樹立と表記すれば、臨時政府の正統性を否定して親日派に免罪符を与えることになるというのがその論理だ。