【中央時評】脳機能がまひしたような青瓦台(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.11.16 11:27
チームリーダーシップが21世紀の大勢だ。スタープレーヤーよりチームがひとつになってこそ勝てる。オーケストラの第2バイオリン奏者はあまりスポットは浴びないが楽団のために奉仕し立派な交響を高める。世の中には立派なナンバー2が多い。企業ではクライスラーのロバート・ラッツとマイクロソフトのスティーブ・バルマーが代表に挙げられる。
政界には小児まひで倒れ7年の闘病生活をしたフランクリン・ルーズベルト大統領を守ったルイス・ハウラがいる。彼は主君を無条件で支えず批判者の役割を忠実にした。このほかにも代表的なパートナーが李成桂(イ・ソンゲ)と鄭道伝(チョン・ドジョン)、毛沢東と周恩来、そしてハリー・トルーマンとジョージ・マーシャルなどだ。主君を滅ぼしたナンバー2を韓国だけで見ても李承晩と李起鵬、朴正熙と車智チョル(チャ・ジチョル)、朴槿恵と崔順実がいる。崔は従軍ではなく主君を見下しあちこちに触手を伸ばして天下をもてあそんだ。21世紀の国が封建時代にも及ばなくなった。