揺れる朴大統領のリーダーシップ…元老、政界、専門家が提言(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.10.27 10:30
◆「盧泰愚政権任期末の玄勝鍾首相中立内閣を見習うべき」
政界の元老や専門家は朴大統領のリーダーシップ危機を国家危機事態と規定し、人的刷新のほかにも「責任首相(大統領の権限を分担する首相)制度」導入の必要性を強調した。与野党の合意で首相を選出した後、「行政に関して大統領の命を受けて行政各部を統轄する」(憲法86条2項)という憲法上の権限を実際に付与しようということだ。
盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権で青瓦台政策室長を務めた金秉準(キム・ビョンジュン)国民大教授は「改憲カードを取り出した朴大統領が、先に内閣制や二元執政府制を現実政治で実験できるよう、新首相を国会で選出して責任を持って行政各部を統轄できるようにすればよい」と提案した。金教授は「野党も批判ばかりするのではなく、国政の責任を共に負うという姿勢で首相を推薦し、大統領がこれを受け入れればよい」と強調した。